定年後に英語の仕事をして豊かに生きよう【職種やメリットを紹介】
コラム
「趣味の英語を活かして、定年後に何か収入を得られないかな」と考えている人も多いでしょう。定年を迎えて第2の人生を歩み出す際に、趣味を活かして働きたいと考えるシニアも珍しくはありません。 この記事では、定年後にできる英語の仕事や報酬例などについて解説します。また定年後に働くメリット・デメリットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
定年後にできる英語の仕事はどんなものがある?
はじめに、定年を迎えてからできる英語の仕事を3つご紹介します。
英文事務アシスタント(TOEIC目標600点以上)
英文事務アシスタントの仕事は多岐にわたりますが、主なものとして「海外の取引先とのメールや電話対応」「英文の資料作成」「通訳・翻訳」などが挙げられます。これは、もちろん英語力も必要ですが、一般事務のスキルも求められます。一般事務のスキルは仕事を始めてからでも覚えていけるものが多いため、英語が好きな人から見れば楽しくやりがいのある仕事といえるでしょう。 ただし、業種によっては専門用語の英単語を覚えなくてはならないため注意が必要です。
産業翻訳(TOEIC目標600点以上)
翻訳の仕事にも幅広い種類があります。そのなかでも定年後に始めるならば産業翻訳をおすすめします。産業翻訳の仕事は、取扱説明書やマニュアル、企業のホームページなどを翻訳することです。 なぜおすすめなのかというと、取扱説明書や企業のホームページは誰にとってもわかりやすい文言で書かれていることが多いからです。ほかの翻訳の仕事よりも、誰にでもわかる文を翻訳する産業翻訳の方がハードルが低いといえます。ぜひチャレンジしてみてください。
オンライン英会話講師(TOEIC目標800点以上)
オンライン英会話講師は、その名前のとおりオンライン上にて英会話の講師を勤めます。母国語以外の言葉を学ぶときに自主学習をすることはもちろんですが、実際に話を聞きながら覚える方法も大切です。そこで、インターネットの普及とともにオンライン英会話講師の需要が高まってきています。完全在宅勤務が可能な職場も多く、海外に住んでいてもできるのが魅力です。
英語関連の仕事の報酬例
次に、定年を迎えて英語関連の仕事に就いた場合、どのくらいの報酬がもらえるのかをご紹介します。
正社員の場合
定年後、正社員として働くと年収500万円前後の報酬がもらえることもあります。シニア以上のポジション枠として役職がつくためです。ただし、これは定年後も同じ会社で再雇用をしてもらった場合だと考えておきましょう。別の会社の正社員として働くことを考えている人の場合は、もう少し低い年収になるかもしれません。 同じ会社で働く場合には、これまでに積み上げてきた知識や技術、ノウハウといったものを持っています。しかし、別の会社に新しく就職する場合には、1からのスタートになるわけです。こうした意味から年収に大きく差が生まれることを留意しておきましょう。
パート・派遣社員の場合
パート・アルバイトや派遣社員として働く人は、多くの場合時給制になるでしょう。こうした雇用形態で働く場合には、平均して時給1,500円前後の報酬がもらえます。 例えば、「時給1,500円×3時間×週4日」で働くとすると、1週間で18,000円、1ヶ月で72,000円の収入となります。
定年後に英語の仕事をするメリット・デメリット
ここで、定年後に英語の仕事をするメリットとデメリットをご説明します。
メリット
考えられるメリットは次の3点です。 ・体力低下が心配な人でも安心して働ける ・頭を使って仕事を続けるため老化防止になる ・時給が高くて安定した収入を得やすい 英語関連の仕事は基本的に体を使う仕事ではないため、体力低下を心配している人でも安心して長く働けます。他方で頭を使う仕事が多いため、老化防止になるのは嬉しいポイントです。また、ほかの仕事と比較しても時給が高いことから安定した収入を得やすいでしょう。
デメリット
定年後にフリーランスとして英語関連の仕事を行う場合、すべてにおいて自己責任になる点がデメリットだといえるでしょう。会社に雇用されていれば労働基準法などの法律に守られながら働けます。 しかし、フリーランスにはそうした法律が当てはまりません。そのため、すべてを自分1人で行うことを覚悟しておく必要があります。
定年後に探すではダメ!定年前からしっかり準備しよう
定年後に英語の仕事をしたいと考えている場合には、定年前からしっかり準備を進めておくことをおすすめします。準備とは、例えば趣味で英語を習っている人ならビジネスでも使えるくらいまでレベルを高めておくことや、自分に合う求人を探しておくことなどです。 そもそも60代の求人件数は少なく、すぐに見つかるものではありません。そのため、常日頃から英語力を高めておくとともに、ある程度求人を探しておくと良いでしょう。 もしも求人が見つからずブランクが空いてしまいそうだという人は、退職金を利用して海外留学などの経験を積んでおくのも1つの手段です。留学経験があれば、実際に海外で通用する英語力だという証明にもなります。時間とお金に余裕がある人は是非チャレンジしてみてください。
英語力を高めて定年後の生活と心を豊かに!
この記事では、定年後に英語の仕事をしたいと考えている人へ向けて、仕事の種類や報酬、メリットなどをご紹介しました。 定年を迎えてから行動するのではなく、事前に計画性を持って準備しておくことをおすすめします。英語力と一緒に人間力や教養も身につけて、クオリティオブライフを高めていきましょう。
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